ねこぜ・ねこじた・ねこごてん with 泉北ホーム

泉北ホームで猫と共に暮らす家を建てるブログ~高気密・高断熱・準防火地域・三階建て~

番外編~納得して進める家づくり~

nekoze-nekozita-nekogoten.hatenablog.com



どうも、自分のブログで自分の記事を紹介するという猟奇的な行動に及んでしまったせしたです。(自分でブログなんてものを公開しておいて言えたセリフではありませんが、自分の文章のあまりの拙さに”穴があったら入りたい”気分にいつもなります。)そんな猟奇的な彼女もビックリな行いは置いておくとして、先ほど紹介した記事の中で換気の話題に触れたのですが、くろーばーさんがそれ以上に詳しく換気の話題について書かれていました。



https://yotubanoclover.muragon.com/entry/1073.html#1246285yotubanoclover.muragon.com



同じ棚に並べることすらおこがましいのですが、そんな思いには蓋をして話を前に進めるとして、換気の世界は本当に難しいんです。けれど、施主は最終的に結論を出さなくてはいけません。目で見えぬものを比較するときに、こうやって数字で比べることができれば、判断する目安になりますね。さすがくろーばーさん。頼りになります!



換気の話を例に出しましたが、換気の話以外でも、家づくりの中でたくさんの選択を迫られます。その選択の責任は、もちろん結論を出した施主にあります。しかし、家づくりにおいて、「よく分からない」ことってたくさんあると思うんです。法律のことや、建築業界の常識、ハウスメーカーごとの標準仕様(住宅設備などというよりは、細かい部分の仕上げ方。何も言わなかったらこうなるよ、というのを言ってくれないので、建ってみないと分からない、、、、なんなら建ったあとも「え、うちはどうなってるんやろ?」と分からないまま、、、。)全てを理解するのなんておそらくできません。けれど、施主は決めないといけないんです。もしくは、分からないまま「決まっている」ことを受け入れないといけないんです。これが、家づくりの難しいところだなと感じています。



私、せしたも「建物にこだわりはないから、標準的な建売でかまわない」と思っていました。分譲地のモデルハウスを巡るなかで、契約書にハンコを押す一歩手前までいったことも何度かありました。家の仕様もあまり理解せぬまま!そのときハウスメーカーからいただいていた資料もありますが、家の仕様は詳しく書かれていません。書かれていないことは、分からないんです。分からないまま、人生で一番大きな買い物になるであろう家の契約が進んでいってしまうんです。



しかし、とある注文住宅の相談会に参加し、そこで「家づくりで大切なのは窓と換気です!」と浅はかだった頭をハンマーで思いっきり殴られ、インターネットの世界に潜って数多の言葉を調べ、「高気密・高断熱」をはじめとする家の性能の大切さに気づき、一条工務店に憧れ、ヤマト住建に寄り道し、泉北ホームに辿り着くも、パッシブハウス・新住協の工務店に執着し、巡り巡って泉北ホームを家づくりのパートナーに決めました。この過程の中で、ある程度知識をつけたつもりではありますが、それでもまだまだ分からないことがたくさんあります。


疑問に思うことがあるたびに、自分で調べたり、泉北ホームの営業の方、設計士の方に質問をしたりしました。何も分かっていない素人にもかかわらず、細かいところまで質問して困らせてしまっていることを、いつも申し訳なく思っています。そんなせしたに対して、嫌な顔せず付き合っていただいている泉北ホームの方々には感謝しかありません。


そういった過程を経て、せしたは泉北ホームとの設計打ち合わせを終えました。(←リアルタイムの話です。当ブログは時系列に沿って記事を書いているため、設計の話はもう少しあとに登場します。)設計打ち合わせの中で、難しい選択を迫られることがたくさんありました。そのたびに悩みました。出した結論が、本当にベストな選択だったのかは今でも分かりません。しかし、現時点、考えられることを考えつくし、リスクやデメリットも理解した上で、納得して結論を出しました。この「納得して進める家づくり」というのが肝心だと思うんです。



いざ家を建て終わって、夢のマイホーム生活が始まったときに「え!思ってたのと違う!」「こんなことになるなんて聞いてない!」という問題と遭遇してしまっては、せっかくの新生活を楽しむことができません。さらには、信頼していたハウスメーカー工務店を恨んでしまうことになってしまうかもしれません。そうなってしまっては、これからの新生活が苦しいものになってしまいます。


そうならないように、ハウスメーカー工務店が親身になって、細かいところまで説明してくれたら良いのですが、なかなかそうはいかないのが現状です。これはハウスメーカー工務店が一概に悪いわけではありません。説明を丁寧にしようと思えば、それだけ時間がかかりますし、その分打ち合わせの回数が増えることになります。そうすると、人件費が余分にかかり、建築費用の高騰に繋がってしまいます。また、そんな細かいところの説明を、どれだけの施主が望んでいるのか、また建築素人である施主が理解できるのかも分かりません。そうなると、全て細かく丁寧に説明する、というわけにもいかないのです。


しかし、それを良いことに、説明がおざなりなまま話が進み、結果的に泣き寝入り状態になってしまうケースが多いように思います。そんな結末は、あまりに悲しすぎます。


良くも悪くも、情報化社会と呼ばれる現代。雑誌や本もたくさん発行されていますし、インターネット上には工務店ハウスメーカーのホームページもあれば、施主ブログもあり、最近ではyoutubeTwitterInstagramなどでの情報発信も増えました。体感的なことを感想として述べられている方もおられますし、数字を示して説明されている方もおられます。そういった情報をもとに、メリット・デメリットを考え、イニシャルコストやランニングコストをしっかりとイメージし、将来的なメンテナンス計画も視野に入れた上で、「納得して進める家づくり」をするのが、大切なのではないかと思います。


ただ、調べすぎてしまい、悩みの袋小路に紛れ込んでしまうことも多々ありますが、、、笑。また、「やっぱりこっちの方が良かったかな?!」とブレることもままあります。けれど、突き詰めていけば、『あれだけ悩んで選んだんやから、後悔しても仕方がない!』と開き直り、多少の不具合も含めて「もー、こいつはわがままなんやからー」と可愛らしく思えてくるんじゃないかなって思ってます。


当ブログ「ねこぜ・ねこじた・ねこごてん with 泉北ホーム」も、良い所も悪いところも含めて一つのモデルとして捉えていただき、これから家づくりをされる方々の助けになればと思い、記事を書いています。素人の駄文に過ぎませんが、素人の素直な言葉だからこそ分かりやすいこと、共感できることもあるんじゃないかなと、どこから湧き出てくるのか分からない妙な自信を持って書き続けています。



ですので、もっと詳しくて分かりやすい説明を必要とされる方は、くろーばーさんのブログをはじめ、他の方々の情報発信を参考にしてください!(座右の銘は”他力本願”です!)