ショールーム巡り:YKKap窓編~火事場のバカヤロー~
「なんてこった…”幸運”じゃ…なかった…‼今まで、火が出なかったんじゃない、出さなかったんだ……このヒトたちが!!!」
どうも、いくつになってもヒーローに憧れてしまうせしたです。しかし、ヒーローといっても、一括りにすることはできません。先ほど紹介した言葉は「め組の大吾」の主人公、大吾のセリフです。大吾が配属されたのはめだかヶ浜出張所、通称 “め組” 。“めったに火事が起きない「め組」”や“目出度い「め組」”と揶揄される出張所でした。 火事の少なさと士気の低さからストレスを溜める大吾ですが、出動の経験により、め組がプロの消防隊だということを理解していくのです。本当のヒーローとは?!と考えさせられ、胸が熱くなります。
さて、ショールーム巡り第五段はYKKapです。TOTOのショールームからの流れで案内してもらいました。(TOTO、YKKap、DAIKENの3つの会社は梅田阪急ビルオフィスタワー20階の同じフロアにあります。)
YKKapでは、窓、玄関ドアの案内をしてもらいました。本日は窓の話です。窓はせしたの理想である高気密・高断熱な家づくりにとって、要となる大切なポイントです。
このように、窓や玄関ドアなどの開口部は家のウィークポイントになりがちなのです。泉北ホームプレミアムパッケージ+サーモではYKKapのAPW330 or LIXILのサーモスXが標準となります。(せした契約時の話です。最近、+サーモではAPW430が標準となったと聞きました。。。羨まし過ぎます。。。)
APW330は樹脂サッシのLow-E複層ガラスとなっています。(新たに+サーモで標準となったAPW430はトリプルガラスです!思わずよだれがたれてしまいます。)窓を樹脂サッシにすることで、家の性能は格段に上がります。
樹脂サッシ窓にすることで、断熱性能が上がり、それによりお財布にも優しくなります。現在せしたが住んでいる賃貸の窓は、アルミサッシ・シングルガラスです。一日中家で過ごすきなことあんこのために、夏・冬はエアコンを24時間つけっぱなしにしています。御猫様たちのための必要経費なので割り切っていますが、毎月の光熱費のダメージはかなりのものです。樹脂サッシ窓は快適で、しかも経済的だなんて、、、新居での樹脂サッシ窓の降臨が待ち遠し過ぎます。
我が家のアルミサッシ・シングルガラスは、この例の画像なんかの比にならないほど、しっかりと結露をしています。YKKapさん、もっと差を誇張しても大丈夫ですよ!
温暖化の影響なのか、日本の気候はかなり変化してきています。「暑い・寒いは我慢すれば慣れる信仰」の方々もいらっしゃいますが、熱中症やヒートショックで命を落とすリスクは、慣れや我慢の次元ではありません。事故や病気に備えて保険にお金をかけるのであれば、樹脂サッシ窓への投資は、それ以上に身近なリスクへの備えとなります。
それほど良いことづくしの樹脂サッシ窓ですが、日本ではそれほど普及していません。
せしたも様々なハウスメーカーやモデルハウスへ行く中で、サッシにまつわる話もたくさん聞きました。さすがにアルミサッシ・シングルガラスはありませんでしたが、それでも「ハイブリッドサッシ!」「樹脂とアルミの良いとこどり!」という何とも素敵なキャッチフレーズで、アルミ樹脂複合サッシを売りにしているところも多くありました。そういうハウスメーカーの営業さんは、最もらしい説明を言葉巧みにされるので、思わず「そうなんや~」となってしまいがちですが、樹脂サッシのポテンシャルを甘く見てはいけません。
そもそも、日本より過酷な環境で樹脂サッシが普及していることが、全ての答えですね。
では、なぜ日本で樹脂サッシは普及していないのでしょうか。
上には、省エネ基準が2020年に義務化と書かれていますが、残念ながら見送られることになりました。省エネ基準の住宅への適用が見送られた理由は3つあるそうです。
1つは「工務店の習熟度が低い」という点です。
国土交通省で開催された「第15回建築環境部会」で、「工務店の約半数が省エネ計算ができない」という衝撃的な資料が提出されたそうです。「一次エネルギー消費量」の計算ができない事業者は全体の49.5%、「外皮性能」の計算については46.2%ができないそうです。
「第16回」の部会では、建築士会連合会が同様の工務店の習熟度に関する調査データを提出し、そこでも、「一次エネルギー消費量」および「外皮性能」それぞれを約半数の事業者しか計算できず、さらに両方できる事業者は17%にとどまることが分かったそうです。
2つ目が消費者の省エネ住宅に対する意識の低さだそうです。住宅性能評価・表示協会が実施したアンケートでは、省エネ住宅の購入を「ぜひ検討したい」と回答した消費者は65.3%で、義務化を前にして浸透していない現実が浮き彫りになったそうです。
3つ目が、省エネ住宅を建てた際に、届け出を受ける所管行政庁の受け入れ体制の整備の遅れだそうです。2017年度時点で中規模住宅の届け出率は69.3%にとどまっており、小型の住宅の届け出が爆発的に増えると、行政庁が対応しきれない可能性も部会では指摘されたそうです。
1つ目、2つ目の理由に関しては、だからこそ義務化して住宅性能を底上げするべきですし、3つ目の理由なんて、いや、自分たちで決めたスケジュールやのに、何を素知らぬ顔で言い訳に使ってんねん!という話です。
………と、つい窓の話に熱が入りすぎてしまいました。申し訳ありません。これだけ窓へのこだわりを強く持っているせしたなのですが、残念ながらせした家は窓へのこだわりをあまり発揮することができないのです。
それは、せしたが家を建てる土地が、準防火地域だからです。
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/boukachiiki/
そもそもせした家が駅近にこだわって土地を探したので、準防火地域から外れるなんてことが土台無理な話なので、気持ちとしたはすでに整理しているつもりだったのですが、ショールームで素敵な窓をたくさん見ていると、やり場のない思いがふつふつと湧き上がってきました、、、
泉北ホームの+サーモでは、APW330の樹脂スペーサーが標準なのに、、、、防火窓になることでアルミスペーサーになり、、、、
防火窓になることで、熱貫流率も悪くなり、、、、
何よりこの網!!!!!!!
いやーーーー!!!!!!!!!!!
せっかくの夢のマイホームなのに、こんな網を毎日眺めるなんて、いやーーーーーーーー!!!!!
さらに何がモヤモヤするかって、熱貫流率も見た目も悪くなるのに、値段が上がるんです!!!!
耐熱強化ガラス仕様という網無しモデルの窓もあるんですが、見た目がとてもすっきりするのとは裏腹に、お値段は全くすっきりしていないそうで、、、、(APW430の防火窓は、さらに、、、、、)
火事場のバカヤローーーー!!!!!!!!!!!