ねこぜ・ねこじた・ねこごてん with 泉北ホーム

泉北ホームで猫と共に暮らす家を建てるブログ~高気密・高断熱・準防火地域・三階建て~

憧れのパッシブハウス

どうも、少女マンガばりのラブコメから、昼ドラばりの大人の恋愛の様相となってきたせしたです。(注:ハウスメーカーの話です。)(前回、前々回からの流れです。)(一度はまった食べ物は毎日でも食べるタイプです。)



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https://passivehouse-japan.org/ja/


パッシブハウスが気になって仕方がないせした。「おまたせしました、欲望だらけのエコ」なんて、気になるに決まってるじゃないですか。泉北ホームでウキウキしている嫁を横目に、せしたはパッシブハウスのホームページの賛助会員一覧に記載されている工務店への訪問を決めました。(合い見積もり、大事やし!などと目的とは全く違うことを口にしながら旅立ちました。)



さすがパッシブハウスの賛助会員である工務店。魅力的な話をたくさん聞かせていただくことができました。


・高性能グラスウールをたっぷり使用した高断熱

断熱材の熱伝導率と厚みによって断熱性能は決まるので、どの断熱材だから良い、悪いということは一概には言えません。泉北ホームが採用している吹き付け断熱も「隙間などへの施工のしやすや」「気密性をとりやすさ」などメリットがあります。しかし、技術のある工務店さんが施工した高性能グラスウールが、一番コストパフォーマンスが良いのかな、と感じています。(グラスウールは不燃性のため、万一の火災の際も安心ですしね。)




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https://osmo-edel.jp/


また、熱損失の最も大きい箇所である窓はもちろん樹脂サッシ。さらにドイツ製の窓の実物も見せていただきました。(サッシのサイズ感が国産のものとは桁違い!)(日本の、そして温暖な大阪でそこまで必要かはまた別問題ですが、テンションはめちゃくちゃ上がりました)


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地域区分


www.ibec.or.jp





・ダクト式一種換気(熱交換)

換気については、書きだすときりがないというか、正解が出ないところあるのですが、温度管理・湿度管理などの快適性のみを考えた場合、やはりダクト式一種換気(熱交換)は最適解なのではないかと思うのです。



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一条工務店ロスガード90

www.ichijo.co.jp



画像は、パッシブハウスではありませんが、一条工務店HPより。温度交換効率はなんと90%!「家は、性能」は伊達ではありません。



・高気密

断熱性能・換気計画がどれだけ力を発揮するかは気密性の高さにかかっています。断熱に関しては、断熱材などを考えていけば確実に性能が上がります。(もちろん施工も大切です。)しかし、こと気密に関しては気密シートと気密テープなどを使って、理解している現場の人がどれだけ丁寧に施工したかが鍵になります。その点、工務店は下請けなどではなくその工務店内の社員が施工するケースが多いと思われるので、ハウスメーカーよりも管理が行き届いているのではないかと思います。C値0.2の数値を出した経験もあられるということで、信頼できるのではないかと考えました。



・土地に合わせた日射取得、日射遮蔽、通気などを考えた設計

一般的なハウスメーカーでは、最も難しいところかと思います。土地に関する様々な情報を集め、過去の気象情報と照らし合わせ、その土地にあったオーダーメイドな設計。これにより、求められる断熱性や、窓の場所、屋根の軒の長さなどが一つ一つ決まっていきます。また、実際に建てられたあとにかかる電気代などが、建物燃費ナビで計算され、はっきりと分かります。これにより、初期投資にかかるコストと、ランニングコストを分かりやすく比較することができます。

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建物燃費ナビ


https://passivehouse-japan.org/ja/econavi/



・防蟻ホウ酸処理

一般的な薬剤によるシロアリ対策ではなく、自然素材であるホウ酸による防蟻。揮発しないので半永久的に効果があり、さらに木材の劣化対策にもなります!(水溶性なので、施工するときの雨に弱いのが難点。特に屋根がかかるのが遅いツーバイフォー住宅とは相性が悪いです)



・自然素材

天然木、無垢材を使った柱・フローリング・建具、壁は漆喰、もしくは紙クロス(ビニールクロスは基本的に使わないそうです)、食品レベルの素材で作られた塗料…などこだわりの自然素材で建てられるそうです。もちろん、自然素材には自然素材の良さが、工業製品には工業製品の良さがあるので、どちらにも一長一短がありますが、自然素材にこだわり、様々なアレルギーから守りたいという思いが伝わってきました。また、木造軸組工法で、大工さんによる手仕事を大切にされており、耐震等級3(耐震等級1の1.5倍の強さ!)をとられるとのことだったので、地震の多い日本で住む上でかかせないなと感じました。




お店をあとにする頃には、せしたは完全にパッシブハウスの工務店さんの虜になってしまったのでした。