新たなる土地探しの旅③~建築条件付~
どうも、キャンペーンの類を上手く使いこなせないせしたです。「条件を満たされた方は、通常よりもお得に!」という言葉に唆され、「なるほど、それほど難しくないからいけそう!」「とりあえず条件を満たして、用が済んだら解約しよう!」などと上手く立ち回ろうとするものの、結果的に全然お得にならないことがままあります。こういうキャンペーンの類を上手く使いこなせる方を心底尊敬しています。
さて、土地探しの旅も終盤に差し掛かってきました。本日は建築条件付土地の話です。建築条件付土地の「条件」は至って簡単。「土地を購入した人は、決められた工務店・ハウスメーカーで建てること」です。自社(土地を所有している会社)のパターンもあれば、他社(土地の仲介をお願いした工務店さんなど)のパターン、また、大手不動産会社であれば複数の工務店・ハウスメーカーから選べるパターンもあります。
パッシブハウス・新住協の工務店や泉北ホームで建てることを決めていたせしたにとって、建築条件は邪魔でしかありません。しかし、この建築条件、外すことができるんです。
と、いうのも、建築条件付土地は、土地の売買だけでなく建築にも携わるので、建物費用で儲けを出そうとするケースが多く、割とお手頃価格で出てくるんです。なので、建築費用で儲けようとしていた分を、土地の価格に上乗せすることで、建築条件を外すことができるんです。せしたの経験では、200万円前後が多かったです。
建築条件を外すことができるとお話をしましたが、どんな建築条件付土地でも外すことができるかと言われれば、そうではありません。
せしたが希望していたのは駅近エリアだったので、建売分譲の土地がよく出てきました。建売業者は手強いです。土地と建物をセットで売りに出す気満々なので、建築条件を外すだなんて話にはのってくれないことが多かったです。また、大型分譲の場合、街一体を開発し、道路の整備をされているので、街の造成費用にもかなりお金をかけてらっしゃいます。「その一角を売ってくれ!」と話をしても全くダメでした。
また、大手ハウスメーカーの建築条件を外すことも、かなり難しいです。不動産会社にとって、売れない土地を抱え続けることもリスクなので、「建物でもっと儲けを出したかったけれど、まぁ上乗せして買ってくれる人がいるなら建築条件を外してもいいか」となることがあるのですが、大手の場合はそうはいきません。企業の体力が凄まじいので、多少時間がかかっても、結果的に土地と建物を含めて儲けを出した方が大きいからです。なので、大手ハウスメーカーの建築条件付も、外すのは至難の業です。
以前の記事でも書いたように、せしたが契約したのは建築条件付土地です。ですが、家を建てるのは泉北ホームです。もちろん、泉北ホームの建築条件付土地ではありません。
次回、建築条件付土地を巡る激しい攻防戦をお伝えします!それまで、きなことあんこの激しい攻防戦の様子をご覧になってお待ち下さい。
(激しすぎて、きなことあんこが一つのお団子のように丸まって見えます。きなこ味のおはぎの完成です)