隣の芝は青く見える~新住協の工務店へ
どうも、自分でメニューを選んで注文したにも関わらず、周りの人が食べているものの方がおいしく見えて仕方がないせしたです。しっかりと自分なりに悩み、考えたうえで決断をしているはずなのに、なぜ過ちをおかしてしまうのでしょうか。そんな自分が信じられなくなり、周りの人が食べているおいしそうなものを注文してみたら、「うーん、こういうの食べたい気分じゃないねんなぁ」となってしまうのです。
パッシブハウスのホームページにのっていた賛助会員である工務店に訪れ、完全にパッシブハウスの虜になったせした。しかし、せしたは、さらに別の工務店にも訪れるのでした。
新木造住宅技術研究協議会(新住協)は、室蘭工業大学 鎌田紀彦名誉教授を中心に、「高断熱高気密」をすべての住宅に必要な基本性能とし、省エネで快適に過ごせる家づくりをめざす民間の住宅技術研究団体です。新しい技術に積極的に取り組む工務店や、建材メーカー、設計事務所と協力しながら、30年間、高断熱高気密の技術の改良と啓蒙活動に積極的に取り組まれています。北海道から九州まで、大学、公共機関を含む全国会員700社以上から構成され、特定の営利団体から独立した活動を展開されています。
パッシブハウスのときと同じく、新住協関西支部のホームページの会員一覧にのっていた工務店に訪れることにしました。
(世の中にはたくさんの工務店があり、その中にはとても素晴らしい工務店があると思われますが、そんな工務店を探し当てるのは難しいのが正直な所です。「パッシブハウス・新住協なら絶対に大丈夫!」かどうかは分かりませんが、ある程度の精選はできるのではないかと思います。また、そういったところに行って話を聞くことで、工務店やハウスメーカーを見る目も養われるのではないかと思います)
パッシブハウス同様、高気密・高断熱な住宅性能はもちろんのこと、日射遮蔽・日射取得、風の通りを考え、「QPEX」と呼ばれるソフトを使い、暖冷房エネルギーを計算、耐震等級3、関西の無垢の木をはじめ、壁・床・建具には自然素材を使用…いやはや、パッシブハウスのときといい、聞いているだけでワクワクするような話ばかりでした。
さらに、床下エアコンや、階間エアコンにより、エアコン1台(2台)で全館空調を可能にしていました。実際に構造見学会や完成見学会にも参加させていただきましたが、とても快適な室内でした。また、無垢の木に囲まれた部屋はとても心地の良いもので、気密シート、気密テープの施工の丁寧さは感動ものでした。
パッシブハウスも、新住協も、どちらも甲乙つけがたいくらいとてもレベルの高い工務店で、調べれば調べるほどどこで家を建てようか悩みが深まるせしたなのでした。