住宅ローンの契約③~夏休みの宿題をいつするタイプ?~
どうも、夏休みの宿題はいつもギリギリまで終わらなかったせしたです。「どうせいつかやらないといけないんだから、ちゃっちゃと終わらせてしまおう!」と毎年決意するのですが、「今日くらいゆっくりしてもいいか!」「まだ先は長いし!」と油断している間に、気がつけば夏休みは終わりを迎えていました。長期休みって、途中から加速してません?社会人になってからも、同じ過ちを飽きることなく繰り返し続けています。
さて、ローン特約の期日が日に日に迫ってきていたので、せしたは住宅ローンをどうするのか結論を出さねばなりませんでした。悩みに悩んだ結果…………
「どうせいつか払いきらないといけない住宅ローンなんだから、最初苦しいかもしれないけれど初期費用を多く払って、少しでも後を楽にしよう!!」
という夏休みの宿題的発想により、「低金利の銀行で、借入可能金額の上限いっぱいまで借りて、足りない分は貯金から出す」という結論を出しました。
やっぱり、金利は少しでも低い方が良いです。金利の数字の差は小さいですが、家と土地の金額を考えると、支払う利息の差はバカになりません。ですので、低金利の銀行で住宅ローンの契約をすることに決めました。
全ての費用を住宅ローンでまかなうことができなくなるので、はみ出たお金の限界は現在の貯金額に直結してしまいます。しかし、貯金額により総予算の天井が定まっている方が、これから設計打ち合わせでオプションを検討する上で、必要なオプションを精査する冷静な視野の確保に繋がるのではないかと前向きに捉えました。
以下、せしたの住宅ローンの契約プランを列挙したいと思います。
・住宅ローン→三井住友信託銀行
せした契約時で、金利は0.475%でした。(変動金利)さらに、家計応援プランということで、NISA口座の開設などの条件を満たすことができたので、さらに0.03%引き下げとなり、最終的に0.445%でした。
ここ十数年の様子を見ていると、大きな変化はないのではないかと考えました。また、もし変化があったとしても、固定金利との差を上回るほどではないのではないかと判断しました。
・保証料のお支払方法→融資手数料型
https://www.resonabank.co.jp/kojin/jutaku/help/fee_type_saitama.html
大きく分けて、融資手数料型、保証料一括前払い型、保証料金利上乗せ型という3つから選ぶことになります。
融資手数料型は、初期費用はかかるけれど、金利は最も低く、支払い総額を小さくまとめることができます。
保証料一括前払い型は、金利は融資手数料型よりも少し高いですが、初期費用は融資手数料型よりも少なく、さらに繰り上げ返済をすることにより、戻し保証料が返ってきます。
保証料金利上乗せ型は、初期費用が少なくて済むかわりに、金利は最も高いです。
夏休みの宿題的発想をここにも適用し、保証料金利上乗せ型は消え、繰り上げ返済はするつもりだけれど短期間での返済は難しいだろうと考え、融資手数料型にしました。(住宅ローンの担当者の方の話では、17年以内で返済できるのであれば、保証料一括前払い型の方が総額は少なくなるという試算でした。)
・ボーナス払い→なし
月々の支払いはキツくなってしまいますが、将来的に何があるか分かりませんし、不意の出費に備えてボーナスに手をつけるのは止めておこうという話になりました。
・返済方法→元利均等返済
https://finance.recruit.co.jp/article/k025/
返済方法には、元利均等返済と元金均等返済という二つの方法があります。
元利均等返済は、一定の金額を住宅ローンとして払い続ける返済方法です。ただ、金額の内訳は一定ではなく、最初は元金よりも利息を多く払っており、支払いが進むにつれて元金の支払い割合が大きくなります。最初に利息を多く払うため、住宅ローンにかかる総額は大きくなります。
元金均等返済は、最初から元金をしっかり払うことで、かかる利息を減らし、住宅ローンにかかる総額をおさえることができる返済方法です。ただ、最初から元金をしっかり払うため、毎月の支払い額は大きくなります。(年数が進むにつれて、毎月の支払い額は少しずつ小さくなっていきます)
夏休みの宿題的発想であれば、最初からしっかり元金を減らし、住宅ローンにかかる総額を小さくまとめる「元金均等返済」を選ぶところですが、せしたは「元利均等返済」を選びました。
ここまでの様々なプランを「初期費用を多く払ってでも、支払い総額を減らしたい!」という方向で選んでいたので、貯金へのダメージはかなりのものでした。貯金をがっつり削られ、そこに住宅ローンが始まるという一番しんどい状況が目に見えている中、ここへさらに初期の月々の支払いが大きい方を選ぶほどのMっ気は持ち合わせておりませんでした。
また、「元金均等返済の方が支払い総額が少なくて済む」と紹介しましたが、そもそもの金利が低いので、差はそれほど大きくありませんでした。
それを踏まえて考えると、元利均等返済方式で毎月の返済額に余裕をもたせ、余った分を貯金にまわし、住宅ローン控除が終わる頃に繰り上げ返済をして元金を削ることができれば、支払い総額の差を十分縮めることができるのではないかと判断しました。
また、単純に毎月の返済額は一定の方がライフプランを考える上で計算しやすいというのも理由の一つです。
以上がせした家のローンの契約のまとめになります。詳しい方々から見ればツッコミ所満載かもしれませんが、今更言われてもどうしようもないので、画面を見ながら呟く程度にとどめておいてください。もし今からどうにかなる素敵なアイデアがありましたら、積極的にコメント欄なり教えていただけたら、せした家の人生の恩人として崇め奉ります。
(きなことあんこの寝顔。あまりの神々しい御猫様にいつもひれ伏しています。)