ねこぜ・ねこじた・ねこごてん with 泉北ホーム

泉北ホームで猫と共に暮らす家を建てるブログ~高気密・高断熱・準防火地域・三階建て~

設計編:インナーバルコニー&金属防水~垢抜けたい、吹き抜けたい~

どうも、いい年したおじさんにもかかわらず、いつまでたっても垢抜けないせしたです。垢抜けている姿を装おうとすると、どうしてもデビュー感がにじみ出てしまいます。早くダンディーでスマートな大人の男性になりたいものです。



さて、前回は3階のホール部分について紹介しましたが、今回は同じく3階に設けられているインナーバルコニーのお話です。



nekoze-nekozita-nekogoten.hatenablog.com


3階間取り図:インナーバルコニー
3階間取り図:インナーバルコニー

本日の話の主役であるこのインナーバルコニー、実は積極的に設けられたわけではありません。というのも、せした家は元々「バルコニー不要派」だったのです。



バルコニーを設ける一番の理由として考えられる「洗濯物干し」ですが、せした家では洗濯物は基本的にドラム式洗濯機の乾燥機能に全力で甘えております。洗濯物の中には乾燥に不向きな衣類もありますが、せしたが花粉症ということもあり室内干しで対応しているので、現在住んでいる賃貸のバルコニーも物置として以外ほぼ活用しておりません。ですので、「洗濯物干し」スペースとしてバルコニーは必要ありませんでした。



もちろん、「洗濯物干し」以外にもバルコニーの活用法はありますが、家の性能面を重視していたせしたは、雨漏り・漏水のリスクの上がってしまうバルコニーに前向きではありませんでした。耐震的にも不利に働いてしまいますし、バルコニーへ出るための大きな掃き出し窓は気密・断熱的にマイナスです。屋根を設けたとしても、外部であることに変わりのないバルコニーの掃除の手間はかなりのものです。




そんな「バルコニー不要派」の急先鋒であったせしたは、バルコニーではなく「吹き抜け」を設ける予定でした。


玄関吹き抜け
玄関吹き抜け
玄関吹き抜け
玄関吹き抜け
階段吹き抜け
階段吹き抜け
階段吹き抜け
階段吹き抜け
階段吹き抜け
階段吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け
リビング吹き抜け

(写真は泉北ホームモデルハウスです。)
https://www.senbokuhome.co.jp/



吹き抜けがあると、それだけで家が垢抜けた印象になりません?(センスの欠片もない人間の勝手なイメージです。)玄関の上、リビングの上、ダイニングの上、リビング階段の上・・・吹き抜けがあるだけで、お客さんの目を引き、一気にオシャレ度がアップする気がします。住んでいる自分たちも視線が抜けることで、開放感に満ちた空間が手に入ります。吹き抜けに設けた窓からの採光、冬の時期の日射取得、さらにシーリングファンをつけたりなんかしちゃったりして。「暖房が効かない」「冷気がおりてくる」なんて話もありますが、高気密・高断熱な住宅においてはむしろ全館空調に有用です。(諸説あります。特に冷房は難しいとのこと。空調計画は奥が深いです・・・)



吹き抜けのある間取り
吹き抜けのある間取り
吹き抜け:シーリングファン・窓・キャットウォーク
吹き抜け:シーリングファン・窓・キャットウォーク

せした家でも、別の土地で営業さんにかいてもらった間取りでは吹き抜けが採用されていました。シーリングファンを設置して全館空調を狙い、吹き抜けに設けた窓から採光&冬場の日射取得。そこへさらにキャットウォークを設け、猫が自由に行き来できるようにしたり、窓の近くで日向ぼっこできるようにしたり・・・前回の記事で紹介したニャア専用ホールとの合わせ技により、宇宙の覇権は握ったも同然でした。




しかし、そんなニャオン公国の夢は長くは続きませんでした。家づくりが現実味を帯びていくにつれて、猫との暮らしを冷静に見直したときに、人間の食事中の住み分け問題は大きな壁となりました。間取りや扉・さらには「にゃんがーど」で猫との共存をどれだけ図ったとしても、吹き抜けから自由に行き来できてしまっては全く意味がありません。熟考を重ねた結果、吹き抜け&キャットウォーク計画はなくなく断念することになりました。。。



nekoze-nekozita-nekogoten.hatenablog.com




「吹き抜け・キャットウォーク計画は破綻してしまったけれど、家のどこかに外を感じられるスペースを作ってあげたい」という思いから、お外を感じられるスペースとして、インナーバルコニーを設置する案が浮上しました。せしたの実家の猫も、バルコニーでよく日向ぼっこをしながらお昼寝をしていました。きなこさんとあんこさんがバルコニーを気に入ってくれるかどうかは分かりませんが、慣れるまではリードをつけて、お散歩をしたりしながら安全に過ごしたいと思っています。



バルコニー:テーブル・椅子設置
バルコニー:テーブル・椅子設置
インナーバルコニー:テーブル・イス設置
インナーバルコニー:テーブル・イス設置


きなこさんとあんこさんが気に入らなければ完全なデッドスペースとなってしまうインナーバルコニー。もしそうなったときには(先ほど紹介したバルコニーのようにテーブルを設置するほどの広さはありませんが)イスを並べてお酒でも飲もうかな、なんて企んでおります。また、庭なんて呼べるほどのスペースがない土地ですので、せした嫁がガーデニングをしたりするスペースにも活用できるかな、とも思っています。




そんな流れでインナーバルコニーを設置することになったわけですが、当初から懸念していた雨漏り・漏水のリスクはやはり心配です。ですので、標準のFPR防水ではなく、オプションで栄住産業「金属防水工法スカイプロムナード」を採用することにしました。

栄住産業:金属防水工法スカイプロムナード
栄住産業:金属防水工法スカイプロムナード

https://www.eijyu.co.jp/bousui/



FPR防水から金属防水にすることで、火災や地震・台風にも強くなり、トップコートを塗り替える必要もなくなります。初期費用はかかりますが、メンテナンス費用を考えるとコストパフォーマンスは悪くないと考えました。欲を言えば30年保証であるハイグレード(ステンレス鋼板)にしたいところでしたが、予算との兼ね合いもあり、10年保証であるスタンダード(亜鉛メッキ鋼板)を採用しました。(スカイプロムナード:スタンダードのオプション金額は10000円/1㎡でした。)



懸念事項として、設計さんから「金属防水ですので、床が暑くなりやすいのでお気を付けください。」という説明をされました。どれぐらい熱いのか実際に住んでみないことには分からないのですが、きなこさんやあんこさんが火傷することがないように、必要であればマットなどを敷こうかと考えています。(外で使えて、水はけが良くて、猫の踏み心地が良さそうなもの・・・何がいいんでしょうか?)



そんなわけで、我が家の吹き抜けで垢抜ける作戦は儚く散ってしまいましたが、新居での暮らしが始まったらインナーバルコニーを御猫様たちとを満喫したいと思います!






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どんな場面を切り取っても、全てが絵になるきなこさん。我が家のオシャレさはイケメンにゃんこ達に託したいと思います。