IC編:TOCLASキッチン~「全部乗せ」の引力~
どうも、ラーメン屋さんでついつい「全部乗せ」を頼んでしまうせしたです。学生時代は良くラーメン屋さんに行っていたのですが、最近は行く機会も減ってしまいました。頻繁に行かなくなったものですから、たまにラーメン屋さんへと足を運んだ際には「せっかくやし」という全く何が『せっかく』なのかよく分からない理由で自分を納得させて「全部乗せ」を注文してしまいます。オールスター集結!っていう特別感に惹かれてしまうのですが、「全部乗せ」のパンチ力を年々胃袋が受け止めきれなくなっていることに老いを感じてしまう今日この頃です。
さて、現在せした家の2階について紹介しているわけですが、振り返ってみれば「にゃんがーど」「デコマド」「フカシ壁」「間仕切錠」などニッチな分野ばかり取り上げておりました。
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隙間産業で細々とやっている当ブログではございますが、今日は家づくり界隈ではおそらくメジャーな話題であろうキッチンについてお話しようと思います。
現在、建売でも注文住宅でもカウンタータイプの対面キッチンが主流かと思います。カウンター部分の壁を出来る限りなくし、ペニンシュラ型のオープンキッチンにしたり、さらにはアイランド型キッチンなんてものもあります。(ちなみに用語の使い方は何となくなので間違ってるかもしれません。横文字を使って見たかったんです。あしからず。)
(写真は泉北ホームモデルハウスのものです。)
https://www.senbokuhome.co.jp/
カウンターキッチンやアイランドキッチンは、それだけでキッチンをオシャレに演出することができますし、空間を開放的に使うことができます。せした家はあまり広くないので、オープンキッチンにしてLDK全体を広く使いたかったのですが、御猫様との住み分けを考え、クローズドキッチンにし、キッチンを独立させることにしました。
クローズドキッチンは御猫様との住み分け以外にもメリットがあります。どうしても生活感が出がちなキッチン部分を隠すことができますし、調理に伴う匂いや汚れがリビングスペースに行くこともありません。
ですが、せしたはカウンターキッチンへの憧れも捨てられませんでした。色々と悩んだ結果、I型の壁付けキッチン(背面キッチン)とデコマドを組み合わせ、クローズドキッチンをカウンターキッチン風に仕上げることにしました。
これにより、カウンターキッチンのようにリビングスペースとの繋がりを持たせることができました。小さい子どもがいる場合、料理中も様子を見ることができますし、いつでも御猫様のお姿を眺めることができます。また、オープンキッチンほどではありませんが、壁の圧迫感を減らすことができるんじゃないかと期待しています。
キッチンの間取りが固まったところで、細かい仕様の話へと入っていきたいと思います。泉北ホームプレミアムパッケージでは、キッチンをPanasonic、LIXIL、TOCLAS、タカラスタンダード、ハンセムから選ぶことができます。せしたはMieleの食洗機を採用したかったこともあり、キッチンはTOCLASでいく事にしました。
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泉北ホームプレミアムパッケージでTOCLASを選ぶ場合、「Berry」というシステムキッチンが標準となります。主な特徴についてはショールームに訪問した記事の方にまとめているので、そちらを参考にされて下さい。本日はせしたが検討したポイントに絞ってお話しをしたいと思います。
こちらが営業さんにかいてもらったキッチンの間取りの原型となります。設計さんと打ち合わせをする中で、いくつか変更した点がありました。
一つ目はキッチンの収納位置です。使用頻度を考え、キッチンに入ってすぐの場所から、一番奥(IH側)に移動させました。
二つ目は、冷蔵庫の位置です。収納位置の変更に伴い、収納が元々あった位置を冷蔵庫の場所にしました。調理中の動線的にも問題はないと思われますし、リビング側からアクセスのしやすくなり、調理中に他の人が冷蔵庫を使っても困らないようになったのではないかと思われます。
三つ目はキッチンの通路幅です。初期の間取りでは、通路幅が1500mm あったのですが、そこまで必要ないのではないか、それよりもリビングスペースを広くとった方が良いのではないかと思い、通路幅を1100mmに変更しました。(現在住んでいる賃貸でイメトレをした結果、1100mmに落ち着きました。皆さんどのくらいの幅にされているのでしょうか?もう少し狭くして、リビングを少しでも広げた方が良かったかな、とも思っています。)
次に、ICさんとの打ち合わせで決まっていったことを書きたいと思います。
キッチンの高さを80cm・85cm・90cmから選ぶことができるのですが、せした夫妻は特別身長が高いわけではないので、一般的な85cmにしました。
ハイバックカウンターの高さを15cm・20cmから選ぶことができました。ハンガーアイテムを使用している際に、浮いている分のスペースを有効活用できるのは20cmの方かな、とも思いましたが、デコマドを少しでも大きくするために15cmにしました。(TOCLASのショールームの方に質問しましたが、使用感にはそれほど差はないとのことでした。)
シンクの上部分に吊収納がついてくる(さらに言えば、I型キッチンであれば昇降式キャビネットもついてくる)のですが、先ほどと同じくデコマドの大きさを優先したため、吊収納はつけないことにしました。
カップボードを複数のタイプから選ぶことができるのですが、せした家には優秀な調理家電たちがスタンバイしているので、調理家電を並べて置きやすいカウンタータイプにしました。また、調理家電を複数使えるようにコンセントを増設しました。
カウンタータイプの中でも、いくつかパターンが選べるのですが、せしたはゴミ箱を選びました。収納が少し減ってしまう・使い勝手が良いかどうかは分からないという懸念事項はありましたが、確実に必要になるゴミ箱の置き場に困らないですし、見た目もスッキリするので採用することにしました。
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https://sumai.panasonic.jp/kitchen/lacucina/
Panasonicのショールーム訪問の際に一目惚れしたキッチンの手元コンセント。Panasonicほどスッキリしていませんが、TOCLASにもキッチンのコンセントのラインナップがありました。
「TOCLASにもあるんや!」と思いましたが、オプション代が結構かかったので、ハイバックカウンターの上部の壁に泉北ホームの方でコンセントを増設することにしました。手元風コンセントの完成です。(泉北ホームでは4000円のオプション代となります。TOCLASの正確なオプション代は忘れてしまったのですが、泉北ホームの方が安かったのは確かです。)
設計段階(さらに言えば営業さんとの打ち合わせ)から構想していたデコマドですが、細かい部分のアドバイスをICさんからいただきました。デコマドを壁の芯に合わせて設計するよりも、リビング側の壁に寄せて設計した方が良いと教えてもらいました。リビング側はクロス、キッチン側はキッチンパネルの仕上げになります。キッチンパネルの方が強く、掃除もしやすいので、デコマドをリビング側に寄せ、リビング側の段差が少しでも減る方が良いのではないかとのことでした。
そんな素敵な提案をいただいたデコマドですが、キッチン・ハイバックカウンターの高さも決まり、吊収納無しも決まり、デコマドのサイズが定まりました。見積もりのお値段、約17万!高い!!普通のカウンターキッチンにしていれば必要のないお金です。きなこさんとあんこさんがキッチンに興味を示さなければデコマドなんて無くても良いわけですが、そればっかりは家が建ってみないことには分かりません。(現状、賃貸の家では興味を示しまくりです。)
デコマドに引き続き、高額オプションとなってしまうのがMieleの食洗機です。
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ショールームへ訪れた記事に書いたように、せした家ではフロントオープン型の食洗機を希望していました。RINNAIであれば約12万円なのですが、ミーレであれば約30万!デコマド以上に高額オプションとなってしまいます。
TOCLASのショールーム訪問の際に出会ってしまったグースネック型水洗。見た目のオシャレさと、浄水機内蔵の両立に惹かれたのですが、オプション金額約5万!高額オプションの連発に、金銭感覚が麻痺していきますが、なかなかの痛手です。
そして、実はもう一つ気になっていることがありました。
そう、IHです。せした家の調理では、グリルは全く活躍しておりません。ですので、グリル部分が収納として有効活用できる、グリルレスIHに魅力を感じておりました。
この三菱製グリルレスIHへ変更するオプション金額、約12万!!高い!!ただグリルを無くしたいだけなのに、12万円の出費は痛すぎます。(一流ハウスメーカーや、工務店であればもっと自由度があるかと思いますが、ある程度パッケージを決めてお得な標準を提供している泉北ホームのようなハウスメーカーでは、オプション金額がかかりがちになってしまいます。)
これかのオプションを採用するかどうか検討するためにも、とりあえず全て見積もりをお願いしていたのですが、一つ一つがなかなかの金額だったので、せしたは完全に怯んでしまいました。果たしてどれを優先するべきか、、、、はたまた、全て標準に戻すか、、、、悩みに悩んだ結果、、、、、、、、
「全部乗せでいってまえー!!!」
どう考えてもラーメンのトッピングと同列に扱うには頭のネジがかなりの数吹っ飛ばないと考えられない金額なのですが、そこはマイホームハイのノリと勢いでGOサインを出してしまいました。(前回の記事で紹介したリビングドアの間仕切り錠・パネル種類を含め、なくなく諦めたオプションも多数ありますが、キッチンは毎日の生活に直結するので、せした嫁との家族会議を何度も重ねた結果、キッチンには惜しげ無くオプションを投入することにしました。)
多大なる出費のダメージは胃もたれどころではすみませんが、全部乗せの多幸感で全てを忘れ去ろうとするせしたなのでした。
きなこさんとあんこさんが乗っかっているだけで、せしたは何物にも代え難い幸せに包まれるのです。若干息苦しいのが難点ですが、苦しさ<幸福感なので甘んじて受け入れています。(熟睡してしまったあと、容赦なく寝返りを打ってしまい、御猫様をふり落としてしまっているのは内緒です。)