ねこぜ・ねこじた・ねこごてん with 泉北ホーム

泉北ホームで猫と共に暮らす家を建てるブログ~高気密・高断熱・準防火地域・三階建て~

セットバックに潜む罠~声のトーンって、あるやん?~

どうも、「空気を読む」のが苦手なせしたです。というか、皆さん当たり前に「空気を読む」とおっしゃいますけど、そんな特殊技能を一体いつの間に習得されたのでしょうか。小・中・高と真面目に勉強へ取り組んできたつもりですが、そんな教科を習った覚えがありません。「KY」なる恐ろしい言葉を世に知らしめたユーキャンに、責任を持って「空気を読む」通信講座を開設してもうしかありません。(あれ、そうしたらユーキャンの思うつぼ?)







さて、前回の記事でお伝えした通り、せしたが契約した土地は、水道関係の費用がかなりかかってしまう土地でした。


nekoze-nekozita-nekogoten.hatenablog.com




その金額は約80万円。泉北ホームに土地を見てもらい、事前に金額を把握することができていたので、この出費も受け入れた上で契約したわけですが、それでもダメージは計り知れません。「これからは、かなりシビアにいかなアカンな・・・!!」と財布の紐をギュッと握りしめて挑んだ設計打ち合わせ。しかし、やっぱりオプションのキラキラとした魅力には敵いません。夢はどんどん膨らみ、オプション金額もどんどん膨らんでいきました。




そんな、マイホームハイがピークに達している頃、営業さんからとある知らせが届きました。






「土地のセットバック部分のこと、不動産屋さんから何か聞いてますか?」



『はい、敷地面積の一部を道路として提供しなくちゃいけないんですよね?』



「そうです。で、そこの道路として提供する部分の整備に、かなり費用がかかってきそうなんですが・・・・」



『え?!そんな、費用がかなりかかるなんて話は聞いた覚えがないんですが・・・ちなみにどれくらいかかりそうなんですか?』



「きちんと見積もりをとってみないことには分かりませんが、100万円以上かかるかもしれません・・・」



『え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ーーーーーー!!!!!』






夢が風船のように大きく膨らみ、フワフワと天にも昇る勢いだったせしたでしたが、一瞬で破裂してしまいました。跡形もなく霧散してしまいそうでしたが、なんとかせしたの欠片を拾い集め、平静を装って営業さんと現状を確認しました。




まず、せしたの契約した土地は角地にあり、接している道路が2つあるんですが、そのうちの1つの道路が幅4m未満のため、セットバックして敷地面積の一部を道路として提供する必要があります。これは最初から理解しているつもりでした。もちろん、泉北ホームも把握済みでした。



予想外だったのは、せしたが家を建てる土地を管轄している行政の要求がかなり厳しかったことです。道路の整備・排水計画・側溝の整備などを厳格に求められたそうで、さらに「セットバック部分以外の家の外周部も併せて整備するように」というまさかのハッピーセット。これらを全て整備するのに100万円以上かかるのではないかという話でした。ここまで厳しく求められるケースは珍しいそうで、年間450棟以上建てられている泉北ホームとしても予想外の事態だったそうです。



不動産屋さんは確かに言ってました。言っていましたよ?言ってましたけど、声のトーンって、あるやん?「セットバックのところ、よくある一般的なやつなんで、泉北ホームさんも慣れてはると思うから大丈夫ですよ」なんてウルトラライトダウンよりも軽いトーンで言われて、そこから100万円以上の出費が必要になるなんて、一体誰が想像できるねん?そんな離れ業、空気を読むスペシャリストでも、メンタリストDaiGoでも無理な話ちゃう?(よく分からないテンションでまくし立てておりますが、メンタリストDaiGoが空気を読むのが得意かどうかは知りません。でも、なんか、得意そうじゃないですか?知らないですけど。)







水道関係で約80万円・・・セットバック部分の整備に100万円以上・・・しかも「以上」なのでまだまだ上がる可能性あり・・・さらに伏魔殿である地盤改良まで控えている・・・せしたの思い描いた夢のオプションたちは、儚く散ってしまうのでした・・・








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「と゛お゛し゛て゛た゛よ゛お゛お゛お゛!!!」と藤原竜也ばりに叫んでいるのではなく、ただあくびをしているあんこさん。あんこさんはまだ幸せな夢の中です。