ねこぜ・ねこじた・ねこごてん with 泉北ホーム

泉北ホームで猫と共に暮らす家を建てるブログ~高気密・高断熱・準防火地域・三階建て~

設計編:富士通エアコンnocria②~集うZ戦士たち~

どうも、Zと言えば「マジンガー」よりも「ドラゴンボール」世代のせしたです。この世代の男子たちが恐らく誰もが一度はやったであろう「かめはめ波」を、せしたも漏れなく出そうと励んでいる時期がありました。今まで隠してきた秘伝の修行をここに解禁したいと思います。まず、手のひらを広げ、軽く指を曲げます。その軽く曲げている状態のまま、手のひら・指先に力を込めます。しばらくすると、なんか、手のひらに『ビリッ!ビリビリッ!』という感覚が走るのです。これに気づいた時は大興奮で、「これを続ければ、かめはめ波を出せるに違いない!」と鼻息荒く修行に勤しんだのですが、かめはめ波が出る様子は一向になく、こっそり修行に励んでいる姿を妹に目撃され、「サイバイマンのポーズ?」という殺人的な戦闘力のコメントを喰らってしまいました。血を分けた兄妹とは言え、あまりの恥ずかしさに自爆したい気持ちでいっぱいになりました。(思考が完全にサイバイマンのそれです。)


サイバイマン(ドラゴンボールZ)
サイバイマン(ドラゴンボールZ

https://dragonball.news/




さて、年をまたいでエアコンの話ばかりしている自称家づくりブログでございますが、性懲りもなく本日もエアコンの話です。これが週刊少年ジャンプであれば、読者アンケートの芳しくない結果から大幅なてこ入れとなり、『工務店VS大手ハウスメーカー天下一武道会編!!』が開幕するところですが、もはや週刊から月刊へとセルフ移籍しつつある当ブログですので、マイペースにエアコンの話を続けたいと思います。一応今回の記事でエアコンの話はエンディングを迎える予定でございます。せしたがどのような結論を出したのか、誰も興味がない話に今しばらくお付き合い下さい。




nekoze-nekozita-nekogoten.hatenablog.com



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前回の記事でもお伝えした通り、日立のエアコン、さらに言えば再熱除湿機能に惚れ込んでいたのですが、オプション費用を少しでも抑えるために泉北ホームの標準である富士通のエアコンでいくことしました。しかし、せしたの希望である再熱除湿機能を搭載しているのは、富士通エアコンの中でも最上位であるXシリーズだけ。オプション費用を少しでも抑えようと富士通でいくことにしたのに、再熱除湿機能にこだわると結局かなりのオプション費用がかかってしまうという元も子もない話になり、せしたは追い込まれてしまいました。





窮地に追い込まれることで秘められし力(へそくり)が目覚めたり、新たな強敵が現れるたびにせしたの強さもインフレ(出世)してくれればいいのですが、残念ながらそんなジャンプの主人公ような展開はせしたに訪れませんでした。快適な家づくりを追求したい気持ちは山々でしたが、背に腹はかえられません。「再熱除湿機能の売りは除湿をしても室温が下がり過ぎないこと。ならば通常の除湿機能を使い、少々下がり過ぎてしまった室温に合わせた服装をすればいいじゃないか」という、名もなき村人A的な発想にシフトすることにしました。




そんなわけで、憧れの日立のエアコンを諦め、さらに頼みの綱であった「再熱除湿機能」をも手放したせしたは、完全にエアコン選びの指標を失ってしまいました。そんなせしたが拠り所としたのが、通年エネルギー消費効率:APFです。



APFとは、「Annual Performance Factor」のことで、ある一定の条件の元にエアコンを運転した時の消費電力1キロワット当たりの冷房・暖房の能力を表わしたものです。つまり、この値が大きいほど、省エネ性能が高いということになります。ドラゴンボールスカウターよろしく、戦闘力がはっきりと数字で分かる訳です。



富士通のエアコンの中でも最も優れていたのが、Zシリーズ14帖サイズ:AS-Z40J2W(200V)でした(2019年モデル)。そのAPFは7.2!富士通はAPFが特別優れているメーカーというわけではないのですが、この7.2という数字は他社と比べても遜色がありません。(また別記事にて書くつもりですが、ZEHを申請するた省エネ性能の高いモデルを採用する必要があります。)


富士通エアコン:ノクリアZシリーズ
富士通エアコン:ノクリアZシリーズ

https://www.fujitsu-general.com/jp/products/aircon/index.html




せした家はコンパクトな間取りになっておりますが、各階の1フロアは微妙に14帖以上あり、家電量販店の店員さんからは「ギリギリで無理をさせるよりも、1サイズ大き目にして余裕を持たせる方が良いですよ。」と巧妙に誘導されてしまうところですが、この〇帖サイズというのは1964年に制定されてから一度も変わっていないそうです。木造無断熱平屋住宅(Q値20相当)を想定されており現代の高気密・高断熱な住宅の場合、全くあてにならない代物なのです。



と、高断熱高気密住宅の専門家であられる松尾設計室の松尾先生から学んだ知識をさも自分が発見したかのようなノリで述べておりますが、相変わらずそんなことは気にせず話を進めるとして、松尾先生も6・10・14帖用サイズ以外は買ってはいけないとおっしゃられていたので、APFも優れていたZシリーズ14帖サイズ:AS-Z40J2W(200V)を採用することにしました。



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エアコン選定の方向性がある程度定まってきたのですが、カタログを見比べる中であることに気が付きました。せしたが泉北ホームから頂いていた富士通エアコンのカタログが2019年モデルで、せしたがそれとは別に家電量販店からゲットしてきたカタログは2020年モデルのものでした。設計さんに確認してみると、「在庫があれば、どちらでも採用可能です。」とのことでした。



2019年モデルと2020年モデルを比べてみると、大きな変化はなさそうでしたが、スマートフォン連携機能(外出中でもスマホで操作可能)という点では2020年モデルに分がありました。なので、Zシリーズ14帖サイズ2020年モデル:AS-Z40K2W(200V)でいくことにしました。



2019年モデルでも2020年モデルでもオプション金額に差はなく、標準でついてくるCHシリーズ6帖サイズ:AS-C229H(100V)からZシリーズ14帖サイズ2020年モデル:AS-Z40K2W(200V)へ変更するオプション費用は123,000円でした。2台ともZシリーズ14帖サイズへ変更すると246,000円となります。せした家は3階建てですので、各階につけようと思ったら、新たにZシリーズ14帖サイズ2020年モデル:AS-Z40K2W(200V)を導入するための費用172,500円がかかり、総額418,500円となります。



省エネ性能は申し分ないものの、このままではエアコンだけでかなりのオプション金額になってしまうので、どうにか抑えられないか考えました。すると、Zシリーズには劣るものの省エネ性能の高いVシリーズが目に入りました。せした家の1階は主寝室と玄関しかないので、日中そこまで快適性を高める必要がありません。なので、導入コストを少しでも抑えるために1階はVシリーズ6帖サイズ:AS-V22J-W(100V)でいくことにしました。APFは6.7を誇り、それでいてZシリーズ14帖サイズ:AS-Z40K2W(200V)172,500円の半額に近い84,000円で採用することができました。


富士通エアコン:ノクリアVシリーズ
富士通エアコン:ノクリアVシリーズ

しかし、ここで一つ盲点がありました。それは、省エネ性能と導入コストのバランスのとれているVシリーズは2019年モデルまでで、残念ながら2020年モデルからは姿を消していたのです。



設計さんに確認してもらったところ、「ギリギリ商品をおさえられそうです。」とのことでした。なので、せしたは2・3階は標準からZシリーズ14帖サイズ2020年モデル:AS-Z40K2W(200V)へ変更し(オプション費用123,000円×2台)、1階へ新たにVシリーズ6帖サイズ2019年モデル:AS-V22J-W(100V)を導入(オプション費用84,000円)することになりました。(総額330,000円)




「エアコン1台で全館空調」できるような家に憧れているせした。しかし、「ダクト式一種換気(熱交換あり)ではなくダクトレス一種換気(熱交換なし)」「平屋でも2階建てでもなく、3階建て」「猫との住み分けを考えて区切られた間取り」といったせした家の状況を考えたときに、「エアコン1台で全館空調」という理想はあまりにハードルが高すぎるのは重々承知です。それでもハードルが上がれば上がるほど、強敵の存在に胸が躍り、ノクリアZ&ノクリアVの活躍に期待せずにはいられないせしたなのでした。






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きなこさんとあんこさんがフュージョンし、伝説のスーパーサイニャ人へと変貌しようとしています。その戦闘力は計り知れず、電線のスズメも恐れをなして飛び去って行くほどです。